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記事一覧

カリフォルニア見聞記(アメリカの社会と労働者事情)(8)最終回

ヘイトと闘う市民 ヘイト(憎悪)。 日本でも最近、ヘイトスピーチが大きな問題になっていますね。異なる文化・宗教・価値観をもつ多様な人種により構成されるアメリカでは、ヘイトスピーチをはじめとしたヘイトクライム(憎悪犯罪)は常に起きてきました。さらに、憎悪問題の調査研究などを行っているNPO、南部貧困センター(SPLC)によると、全米の10大都市において、ヘイトクライムが4年連続で増加しています。このような状況に...

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カリフォルニア見聞記(アメリカの社会と労働者事情)(7)

「銃社会アメリカ」に立ち向かう高校生に連帯して高校生が政治家に突きつけたこと 2018年3月14日、旅の最終日です。ちょうどひと月前の2月14日、フロリダ州パークランドにあるマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で、19才の元生徒が銃を乱射し、17人が死亡、17人が負傷しました。トランプ大統領は、すぐさま犠牲者への哀悼の言葉をツイートし、2日後には夫人とともに負傷者の見舞いに出向きました。若き犠牲者を悼み、全米...

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カリフォルニア見聞記(アメリカの社会と労働者事情)(6)

未組織の組織化に向けた創造的な動き    3月13日、サンフランシスコからベイブリッジを渡った町、バークレーにある、カリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley)のレイバーセンター(Labor Center)を訪ねました。アメリカでは労働問題の研究所Labor Centerをもつ大学が数多くあり、以前ご紹介した、UCLAの移民フォーラムも、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のLabor Centerが主催したものでした。今...

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カリフォルニア見聞記(アメリカの社会と労働者事情)(5)

司法の保守化と対抗する労働組合・市民    今回は、番外編です。 3月にカリフォルニア旅行から戻ったあと、労働運動の弱体化をもたらしかねない重要な判決が2件、連邦最高裁判所(以下、最高裁)からだされました。ひとつは、前回のカリフォルニアレポートで触れたJanus裁判ですが、もうひとつの判決もあわせて、考えていきたいと思います。 これらの判決に触れる前に、アメリカの最高裁について説明しておきま...

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カリフォルニア見聞記(アメリカの社会と労働者事情)(4)

地球温暖化とアメリカの労働組合 しかし、すっごい暑さですね。皆様、体調は大丈夫ですか?地球温暖化が現実のものとして肌で感じられるようになってきてしまいました。地球の平均気温が工業化の進展とともに上がり続けていることは事実です。世界中の科学者は、その原因が人間活動により排出される二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスである、という共通認識に達しています。 ところが、アメリカのトランプ大統領は、地球温暖...

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