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最近の労働相談から

コミュニティ・ユニオン全国ネットワークの呼びかけで、10月21日と22日に全国一斉「話がちゃうやん 残業・未払いトラブルホットライン」が開設されました。武庫川ユニオンのホットラインに寄せられた相談について報告します。

① ホットラインに先駆けて、阪神尼崎駅前でホットラインの宣伝をしたところ、宣伝をずっと聞いていた女性が「最低賃金は819円ですか。必ず払わなければならないのですか」と質問してきました。相談を受けたIさんは武庫川ユニオンに加入するよう促しました。(注 最賃が引き上げらたのが10月からなので、彼女の賃金の締め日、支払い日との関係で違反になっているかどうかはまだわかりません。) 

② 介護職の女性が職場でセクハラ発言を受けこわくて出勤できなくなった、と相談してきました。同一法人の別の職場に配転されましたが、配転先での上司の発言で精神的に弱ってしまい、現在休んでいるのだそうです。女性は、武庫川ユニオンに加入し、ユニオンは会社に団体交渉を申し入れました。 

③ 飲食店の店長。保険関係はなにも入っていない。深夜勤務で定額の支払い。退職するなら6カ月前に申し出ることと言われているのだそうです。15日間連続勤務もあるとのこと。休みの日も会議や面接などで出勤させられるのだそうです。母親からの相談であったので、本人から相談してもらうよう話してもらうことにしました。

④ 会社の寮でまかないの仕事をしている方は、上司がやめさせようとパワハラまがいのことをしてくる、との相談でした。 

⑤ 小売店販売員の相談者は、体調不良で1日休み、1回遅刻したら翌月のシフト表にはほとんど仕事が入っていなかったとのこと。その後、会社より退職届を書くように言われたのだそうです。この方も、武庫川ユニオンに加入し、ユニオンは会社に団体交渉を申し入れました。

⑥ 学校の紹介で子供が理容師と美容師で働いている方。会社から「サービス業には有給はない」と言われ、タイムカードは朝は打刻して帰りは打刻するなと言われるのだそうです。昼食は10分から15分で食べる。土日に休めば1割~2割増しで給料を引かれる。身内が亡くなっても「もう亡くなってるからエエやろ」と休ませてくれない、という状況。労働組合を結成して対抗することを勧めました。 

⑦ ホテルの駐車場係。1日10時間拘束で昼と夜に働いているとのこと。休憩は1日30分引かれているが、実際は取れていないのだそうです。

⑧ 週30時間で契約をしているが、新しい従業員が来て労働時間が減らされるという相談。武庫川ユニオンに加入し、団体交渉を申し入れたところ、もとに戻させることができました

ホットライン直前にあった相談を紹介すると、 
⑨ 月の就労日数を23日と就業規則や契約書には書かれているのに、就労日数が21日となり、20日にすると言われている、とのこと。もともとあった手当が一方的に削減されたのだそうです。

⑩ 最低賃金違反の相談では2件がユニオンで交渉中。1件は月給制で、何時間働いても一律135000円という居酒屋。労基法違反のオンパレードで最低賃金違反、残業手当・深夜勤手当未払い。しかも雇用保険未加入でした。休憩時間を巡り若干見解の相違はありましたが、違法状態については認め、11月7日で未払い賃金の支払いと雇用保険加入、離職票の発行で合意が成立しました。

⑪ 派遣会社の社員からの最低賃金違反の相談にも現在取り組んでいます。

 最低賃金が兵庫県では10月に25円上がり、時間給819円となりました。掘り起こせば最低賃金違反はあるのでないかと思われます。働く者の賃金水準の引上げには最低賃金の引上げや、公契約条例の制定は意味があります。私たちも最低賃金の宣伝と違反の点検・摘発の必要性を実感するところです。さらなる最低賃金の引上げの必要性を痛感します。
 働く人々が相談するとき、若者は圧倒的にインターネット経由であることをふまえ、ホームページの充実は大きな課題です。ホームページ委員会も発足し、改善を進めています。意見をお願いします。

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