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年末挨拶 「働く仲間と共に歩み続ける」

 組合員のみなさん、一年間お世話になりました。2017年もよろしくお願いします。

2016年は世界が大きく逆流しはじめたかのような年になりました。イギリスでは国民投票でEU離脱が承認され、アメリカでは「偉大なアメリカ」をスローガンに排外主義を煽るトランプ氏が大統領に選出されました。日本では参議院選挙で、自民・公明・維新など憲法改正派が3分の2を獲得しました。安倍政権を支える日本会議など右翼勢力は憲法改正の好機ととらえ改憲運動を強めています。

原発推進策に変化が見られません。4月に熊本で震度7、11月に福島県沖でマグネチュード7.4、福島市などでの震度5弱の地震が発生しました。昨日は、茨城県で震度6弱の地震が起きたばかりです。いつどこで地震が起こっても不思議ではないと言われる日本で原発推進は信じられません。

自衛隊は「駆けつけ警護」の任務を帯び11月に南スーダンPKOに派遣されました。沖縄では、12月14日に名護市沖にオスプレイ(ヘリコプター)が墜落しました。オスプレイは危険すぎると普天間基地への配備に反対し、東村高江のヘリパッドに反対し続けていたのです。事故後、原因究明もないまま、6日後には飛行が再開されました。翁長県知事をはじめ県民は猛烈に抗議しましたが日本政府はただ米軍の決定を追認しました。沖縄米軍の責任者は「民家に落ちなかったことに感謝されるべきだ」とまで言い放ったのです。ここまで県民の命が軽く扱われ、もはやアメリカの属国であり独立国ではありません。

私たちの力のなさに情けなくなります。安倍首相は「非正規という言葉をこの国から一掃する」と言い放ち、同一労働同一賃金を法制化すると言いました。安倍政権の労働政策を批判するのは簡単ですが、労働組合側がもっと大きく非正規の正社員化、同一価値労働同一賃金、最低賃金の大幅引き上げ闘いが十分組織できていないことを猛省しなければなりません。

内外の動きは逆流ばかりではありません。アメリカの大統領選挙は結果として確かにトランプ氏が勝利しましたが、民主党の予備選挙では社会主義を掲げるサンダース氏に若者を中心とした人々が熱烈な支持を表明しクリントン氏を追い詰めました。社会主義者の大統領候補がここまで健闘した事実は明るい展望を見ることもできます。

韓国の民衆運動には驚かされます。朴大統領退陣を求める集会とデモは大統領府に向けて、実数で100万人を超えたと聞きます。現場に参加していた組合員からは、大学受験を終えた高校生が何千という隊列を組みデモ行進に参加しているとの報告を受けました。世界は動いています。

日本でも脱原発運動から昨年の安保法反対運動、参議院選挙での野党共闘などかつてない、運動が組織されたのも事実です。歴史を動かす力と逆流とのせめぎ合いの時代なのだと思います。

私たちは大衆運動を一緒に進めることは当然ですが、やはり労働運動の再建を目指すことだと思います。当たり前のことを言い続けるしかありません。働く仲間と共に歩み続けることです。

武庫川ユニオンは、労働センターを負われた喪失感から立ち直り、今、「日本で一番駅に近いユニオン」と宣伝し、反撃に転じようとしています。9月に組織拡大委員会の努力でホームぺージが新しく生れ変わりました。HP経由の相談も入り始めています。

私たちにできることは、未だ労働組合を知らない地域の働く人々をユニオンの仲間として迎えることです。一人一人の組合員が、働く仲間に声をかけることから始めましょう。さあ、元気を出して前進しましょう。                                                                        小西純一郎

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