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新元号騒ぎに惑わされず、メーデー集会に結集しよう

 働く仲間のみなさん、5月1日はメーデーです。
メーデーの起源は130年前、アメリカ・シカゴの労働者が8時間労働制を求め統一ストライキで闘った1886年5月1日とされます。そして全世界の労働者たちは、働く者の権利の確立と平和を守るため闘い続けてきました。5月1日は、働く者の示威行動の日、メーデーです。
 しかし、新聞テレビなどのマスメディアでは、メーデーに関する報道は新元号にかき消され、平成とはどんな時代であったのかと流し続けています。4月に入り枕言葉に「平成最後の」が使われ、5月1日以降は「令和初の」という枕言葉が使われ続けるのでしょうか。
 私は1953年(昭和28年)に生まれました。物心ついたころより昭和で年を数えていましたので違和感なく昭和を使っていましたが、それでも西暦で時の流れを見てきました。平成以降は、元号ではなく西暦しか使わなくなっていました。ただ、公文書では元号が強制され、やむなく併記をしてきました。
 グローバル化ということで用紙もB版からA版に変えられ、小学校に英語教育が導入され、文科系よりも理科系の教育が重視される中で、元号で時代を区切ろうとする権力者の意図は何であるのかと考えないといけないと思います。
 ある大きな労働組合の集会で代表者が、平成最後の総会だとか、東京オリンピックが開催されるとか、大阪では万博が開催されるとかと語っておられました。4月1日の新元号の発表に新聞社は号外を発行し、その号外を手にしようと国民が群れをなしていた。オーロラビジョンに菅官房長官が「令和」としるした色紙を掲げるさまを、黒山の人だかりの人々が一斉に、スマホで写真に収めていた。国民が新元号に完全に踊らされています。 新元号発表後、安倍政権の支持率は大幅に上昇したということです。
 何かおかしくないですか。私たちは戦争を知りません。しかし歴史では戦争に巻き込まれていく過程で、国民に戦争賛美体制が築かれていったこと、労働組合は解散させられ戦争遂行のための産業報国会に変えられていったこと、特高警察が政府に反対する人々を根こそぎ捉えていったこと、物言えぬ社会の中で日本は戦争に突入し幾百万の人々の命を奪い奪われたことを学びました。
 
 5月1日は、働く者が国際的に連帯し闘うメーデーです。8時間労働制を求め、働く者の権利と平和を求め闘い続けてきたメーデーの果たした役割は大きいものがあります。しかしそのメーデーがかき消されようとしていないでしょうか。連合は、大型連休の前にメーデー集会を開催すれば多くの労働者が集まることを4月開催の理由とされました。しかし集まりは尼崎でも減少し続けています。メーデーの歴史を教える労働組合は減少し、国民の中からメーデーが忘れ去られようとしていないでしょうか。

 私たちは新元号の施行よりも、もっと大切な問題を抱えているはずです。この4月施行の「働き方改革」で新設された、長時間労働を助長し、過労死を促進する高度プロフェッショナル制度は、8時間労働制の否定です。今後、裁量労働制の拡大や解雇の金銭解決ルールなどの導入がめざされています。
 アベノミクスは完全に破たんです。日本経済は今や崩壊寸前です。賃金が上がらず、非正規労働者が増大しています。
 沖縄辺野古基地の賛否を問う県民投票では、70%の県民が反対の意思を表明しました。しかし、美ら海への土砂投入は継続されています。
 労働組合への弾圧も、すさまじいものがあります。滋賀県警、大阪府警は、正当な労働運動を進める全日本建設運輸連帯労働組合関西生コン支部に対し、差別集団まで使い、大量逮捕という大弾圧をかけてきています。憲法も、労働組合法も、無きのごとき扱いです。権力は、闘うことが当たり前の労働運動をつぶしてしまおうとしています。
 東日本大震災・原発事故から8年を経ても、なお多くの方が不自由な避難生活を強いられています。また昨年は全国各地で災害が相次ぎ、災害対策は待ったなしの課題となっています。多くの被災者の生活再建がまだ途上にあります。一刻も早い「人間の復興」を進めなければなりません。原発再稼働を許さず、再生可能エネルギーへの転換を求めていきましょう。オリンピックやカジノ、万博に現を抜かすときでしょうか。
 新元号「令和」騒ぎはまだまだ続きます。安倍政権はまさに元号、新天皇即位を政治利用しています。そして国民の目をそらしつつ夏の参議院選挙あるいは衆参同日選挙に打って出て、多数議席を獲得しようとしていると見なければなりません。
 そして目指すは明文改憲です。安倍首相は、「憲法改正に取り組む時が来た」と改憲に強い意欲と高揚感を見せています。

 しかし、統一自治体選挙や沖縄・大阪での衆議院の補欠選挙で自民党は後退しました。この夏の参議院選挙は、改憲の意図をくじく絶好の機会です。憲法改悪に反対する市民と野党の共同行動で、参議院選挙あるいは衆参同日選挙に勝利することができれば、情勢を大きく変えることができます。
 私たちはメーデー集会で、安倍政権の打倒を掲げましょう。憲法改悪反対、安保法・共謀罪廃止、脱原発、沖縄辺野古新基地反対、労働法の改悪反対、最低賃金の大幅引上げ、格差と貧困に反対し労働運動を強化していくことを確認しましょう。
 メーデー万歳

一人でも多くの働く仲間が元号の政治利用の意図を見抜き、メーデー集会に参加されることを期待します。
日 時 2019年5月1日(水)午後6時半
場 所 阪神尼崎駅前「中央公園」
主 催 MAYDAYあまがさき2019 実行委員会(事務局:尼崎地区労)

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